『芥川竜之介の追憶』
この頃になつて、僕は始めて芥川君の全集を通讀した。ずゐぶん僕は、生前に於て氏と議論をし、時には爭鬪的にまで、意見の相違を鬪はしたりした。だが實際のところを告白すると、僕はあまり多く彼の作品を讀んでゐなかつたのだ。そこで二言目には、芥川君から …
著者 | 萩原朔太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日本文学 |
初出 | 「文藝春秋 第六卷第十號」1928(昭和3)年10月号 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約9分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
性