白根山しらねさん
白根山寥落として草もなし 煙たつ 見ゆ 白土尾根に ほのかなる 硫黄のかをり吹きかよへ 芳が平の 秋風のうち 行き行きて かへるときなき心地すれ 鳥さへ飛ばぬ 白根山路 草もなし 木もなし されば路もなし 湯鳴りさみしき白埴の山 ここすぎて …
作品に特徴的な語句
よし 白埴しらはに