『芥川竜之介を憶ふ』
自分と芥川との交友関係は、江口渙を中間にして始つた。芥川は将に流行児として文壇の檜舞台へ上らうとしてゐる前後であつた。自分はその五六年以前から二三の同人雑誌などに今顧みるときまりが悪いやうな幾つかの詩歌や散文の習作などを活字にして貰つた事が …
著者 | 佐藤春夫 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日本文学 |
初出 | 「改造 第十卷第七號」1928(昭和3)年7月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約57分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1時間35分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
出来