〔私は美術のことに〕〔わたしはびじゅつのことに〕
私は美術のことに從つてゐる者なので、この世の美について常に心を用ゐざるを得ない。そして世人の普通考へてゐるやうな眼や感情に、ただ奇麗に見える事物を直ちに美なりとする考へ方を、もう一歩深めてもらひたいと熱望してゐる。 美とは決してただ奇麗な、 …
題名が同じ作品
美:〔いつたん此世に〕  (旧字新仮名)高村光太郎 (著)