桂浜かつらはま
漱石の俳句の中に 寅彦桂浜の石数十顆を送る 涼しさや石握り見る掌 という句がある。如何にも涼しさのあふれる名品である。そしてその涼しさの中に、寅彦の漱石に対する思慕の情と、漱石のそれに応えるこころとが、感じとれる。 この句は、明治三十二年の …
作品に特徴的な語句
硝子ガラス