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『種紙の青む頃』
ふりがな文庫
『
種紙の青む頃
(
たねがみのあおむころ
)
』
私は学校から帰るや否や、包みをそこに放り出しておいて、勝手元に駈けあがり、板の間にお膳を持ち出して、おおきな茶碗をかかえるようにしながら、飯櫃から冷たい飯を手盛りにしては、湯をかけて、さらさらと流し込むのである。二杯ばかりはいつか知らぬまに …
著者
前田夕暮
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
発生
(
かえ
)
撓
(
しな
)
故意
(
わざ
)