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『芥川の原稿』
ふりがな文庫
『
芥川の原稿
(
あくたがわのげんこう
)
』
まだそんなに親しい方ではなく、多分三度目くらいに訪ねた或日、芥川の書斎には先客があった。先客はどこかの雑誌の記者らしく、芥川に原稿の強要をしていたのだが、芥川は中央公論にも書かなければならないし、それにも未だ手を付けていないといって強固に断 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「図書」岩波書店、1954(昭和29)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上手
(
うわて
)