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『人面凝視』
ふりがな文庫
『
人面凝視
(
じんめんぎょうし
)
』
ふとして眺むれば 彼処に笑めるは一人の不可解なる精霊の所有者である われは今その面を見つつ想う 唇…… おおそは紅の渕に囲われし底知れぬ沼である 鼻…… おおそはまろみあるエジプトのピラミットである 眼…… おおそはうるおい耀く黒曜石の玉を …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1926(大正15)年10月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
彼処
(
かしこ
)