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『徒弟』
ふりがな文庫
『
徒弟
(
とてい
)
』
いち早く冬の来る北方の街頭に 寒い空ッ風が吹きまくる 或る朝 理髪師の徒弟は店先を掃いていた 店先に一本の街路樹があった 落葉は風になぶられてあちこちに吹きたまる 正直な徒弟は幾度もそれを掃いていた 時が過ぎる 徒弟は街路樹に登った 木葉は …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
カラ
)