『寺院の右にて』
古典の縁起を語れる大楼門の右にて感ずるは 極めてあわれなる庶民等が心中ぞ土に生くるものの幸を忘れて自己等が建つるこの寺院に拠り魂のざんげをせん人々のかなしさぞ * 鳥けものの屍土に在りて 此処は人の香もせざりし頃より 未だ幾年を経しか 魂は …
著者 | 今野大力 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「旭川新聞」1924(大正13)年5月19日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
屍