ダルマ船日記ダルマせんにっき
眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。 居候のくせに、なぜこうも寝坊するのであろうか。 桝のような船室から首を出して、甲板を見廻わすと、既に、七輪の薬罐が湯気を吹きあげていた。 この船の名は、水神丸。積載量百トン。型 …
作品に特徴的な語句
おか