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『濡れる展望』
ふりがな文庫
『
濡れる展望
(
ぬれるてんぼう
)
』
北方に何ごとぞ 雲雲を引具して空を急いだ 街 街は雨の喪服 街はとほい 街は沈む アンテナは潜望鏡をまねて雲を観た 北方に何ごとぞや? 欅は丘で街を観た 欅は終日雲を迎へて雲を送つた 欅は終日濡れる街を眺めてゐた …
著者
仲村渠
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終日
(
いちにち
)