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『気象台風景』
ふりがな文庫
『
気象台風景
(
きしょうだいふうけい
)
』
科学の蜘蝶が張つた整然たるアンテナの巣よ 蝟集する空中消息は豊麗な蝶々だ 見上げる額に 気象台の鋭角は颯爽たる意欲よ ああ空に向つて垂れる氷柱の先端 つき刺された空は円形の青地図をひろげ 見よ 殺到する電波は世界の沿線を描いてゐる …
著者
仲村渠
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
氷柱
(
つらゝ
)