高館たかだて―平泉の思ひ出より――ひらいずみのおもひでより―
草深きなかに訪ねし 夢跡の寒きかなしさ 朽ち柵に倚れば仄かに 胸にしむ旅のうれひよ 緑濃きなかに見出でし 人の世のさぶしさ 夢を皆遠く流せし 北上が瞳にしみる。 …
題名が同じ作品
高館:―七月の旅の思ひ出― (新字旧仮名)森川義信 (著)