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『廃園』
ふりがな文庫
『
廃園
(
はいえん
)
』
骨を折る音 その音のなかに 流れる水は乾き 菫色の空は落ちて 石に濡れた額は傾くままに眠つた みえない推移の重さに みえない推移の重さに 眼をとぢて凍える半身は 崩れるもの影とともに忘却をまつた 想ひ出せないのか ゆくひとよ かつては水の美 …
著者
森川義信
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
題名が同じ作品
廃園:《断片》
(新字旧仮名)
/
森川義信
(著)