馬鈴薯階級の詩ばれいしょかいきゅうのうた
カマドガヤシの白い穂が 雪の様に飛ぶ十一月の野良で 仁平はおっかあや娘と仕事着の尻、枯っ風にひったくられ乍ら 馬鈴薯選別して俵につめていた。 もうこうなっては、安くとも高くとも売ってしまわねばシバレテしまう。 雲間を飛ぶ淡い月の光をあてに …
作品に特徴的な語句
やみ いも