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『馬鈴薯階級の詩』
ふりがな文庫
『
馬鈴薯階級の詩
(
ばれいしょかいきゅうのうた
)
』
カマドガヤシの白い穂が 雪の様に飛ぶ十一月の野良で 仁平はおっかあや娘と仕事着の尻、枯っ風にひったくられ乍ら 馬鈴薯選別して俵につめていた。 もうこうなっては、安くとも高くとも売ってしまわねばシバレテしまう。 雲間を飛ぶ淡い月の光をあてに …
著者
中島葉那子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「北緯五十度詩集」北緯五十度社、1931(昭和6)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
暗
(
やみ
)
薯
(
いも
)