『花に送られる』
小金井の桜の堤はどこまでもどこまでもつづく もうあと三四日という蕾の巨きな桜のまわりは きれいに掃除され、葭簀張りののれんにぎやかな臨時の店店は 花見客を待ちこがれているよう 私の寝台自動車はその堤に添うて走る 春めく四月、花の四月 私は生 …
| 著者 | 今野大力 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 「詩精神」1935(昭和10)年6月号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
巨