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『動物列車』
ふりがな文庫
『
動物列車
(
どうぶつれっしゃ
)
』
空は美しく澄みわたつてゐて、青い西洋皿をさかさにしたやうに山と山との間にかゝつてゐました。 少年は山の中腹の芝の上に寢ころんで空の色に見入つてゐました。この山には煉瓦工場があります。煉瓦工場からは石炭の燃え滓を少年のすぐ近くの傾斜面へトロツ …
著者
桜間中庸
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
谺
(
こだま
)