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『影絵師』
ふりがな文庫
『
影絵師
(
かげえし
)
』
俊坊はをぢさんの手にぶら下りながら、夜の街通りをゆきました。 海岸へつゞいてゐる通りはアスフアルトの上に打ち水がしてあつて海から吹いてくる風がそのまゝ街の灯にぬれながら凉しく通つてゆきました。 散歩の人たちで街は賑はつて居りました。 常設館 …
著者
桜間中庸
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
老人
(
をぢいさん
)