城山城趾にてしろやまじょうしにて
頬にしぶく氷雨忘れて一時を敗軍の士の心しのびぬ かなしさは落城のあと冬たけて御所ヶ丸山さびしくそびゆ 武士の魂とむらふや音たてゝ枯草山にひたしぶくあめ とけ殘る雪まだらなる谷あひに炭燒く煙低く流れぬ …
作品に特徴的な語句
武士ものゝふ