偏狂へんきょう
あさましき性のおとろへ、 あなうらに薫風ながれ、 額に緑金の蛇住めり、 ああ我のみのものまにや、 夏ふかみ山路をこゆる。 かなしきものまにや、 のぞみうしなひ、 いつさいより靈智うしなひ。 さびしや空はひねもす白金、 はやわが手かたく合掌し …
作品に特徴的な語句