隼人はやと
あかりつぎつぎ飛び行けば 赭ら顔黒装束のその若者 こゝろもそらに席に帰れり 衢覆ふ膠朧光や 夜の穹窿を見入りつゝ 若者なみだうちながしたり 大森をすぎてその若者ひそやかに 写真をいだし見まもりにけり げに一夜 写真をながめ泪ながし 駅々の灯 …
作品に特徴的な語句
まち