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『四郎と口笛』
ふりがな文庫
『
四郎と口笛
(
しろうとくちぶえ
)
』
四郎は、つい此の間から、何時といふことなしに口笛が吹けるようになつた。どうしてそれが吹けるようになつたか?自分にも気がつかなかつた。 「またお前は口笛を吹いてゐる。勉強しながら口笛なんて吹くものぢやありません。」と、四郎は母から叱られた。 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「少年 第二四一号(九月号)」時事新報社、1923(大正12)年8月8日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
細
(
こまか
)