『五月六日』
一ぺん朝はやく起きたのであつたが、ゆうべから読みかけてゐた「ライネケの話」といふおとぎばなしを感心しながら読んでゐるうちに、うと/\してしまつて風谷龍吉君に起されると、お午だつた。風谷君はこのあひだうち水戸へ行つてゐた時から知り合ひとなつた …
| 著者 | 牧野信一 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
| 初出 | 「文藝首都 第一巻第六号(六月号)」文學クオタリイ社、1933(昭和8)年6月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
門口