随筆 藪柑子ずいひつ やぶこうじ03 跋03 ばつ
土井晩翠先生夫人に、初めてお目に懸つたのは、夫人が長島に御出でになられた昭和十年の秋であつたが、其の頃は私はまだ御目見得以下であつたので、直接に御話を伺つたり御接待に出たりしたのではなかつた。只禮拜堂で患者さん達と一緒に夫人のゆつたりとした …
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