『秋の日曜（あきのにちよう）』
私の部屋の、窓越しに みえるのは、エヤ・サイン 軽くあがつた二つの気球 青い空は金色に澄み、 そこから茸の薫りは生れ、 娘は生れ夢も生れる。 でも、風は冷え、 街はいつたいに雨の翌日のやうで はじめて紹介される人同志はなじまない。 誰もかも …
著者中原中也
ジャンル文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約1分（500文字/分）
朗読目安時間約1分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
茸（きのこ）