『蛙を食う岩魚』
大きな山蜘蛛が、激しい溪流を、斜めに渡る姿を見た瞬間、水面にガバと音を立てて白泡の渦巻を残し、忽として蜘蛛が消え去る事がある。 水底に蟠踞する岩蔭から、岩魚が跳り出して喰ったのである。岩魚は、餌に対して驚く程勇敢である。そして何でも食う。 …
著者 | 佐藤垢石 |
ジャンル | 芸術・美術 > スポーツ・体育 > 釣魚 遊猟 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
蟠踞