唱歌しょうか
澁民尋常小學校生徒のために。 丙午七月一日作歌。 文の林の淺緑 樹影しづけきこの庭に 桂の庵の露むすび 惠みの星を迎ぎ見て 春また春といそしめば 心の枝も若芽すも。 芽ぐめる枝に水そそぎ また培ふや朝夕に 父母のなさけを身にしめて 螢雪の苦 …