伝奇物語に興味を有する私は、折にふれて支那の随筆小説を読んだ。読むと云っても、もともと消閑の具としてであるから、意の赴くままに眼の行くままに読むと云う有様で、巻を追うて通読したと云う物は殆ど無いが、それでも長い時間の間には、かなり読んだ。そ …
著者 | 田中貢太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「黒影集」新生社、1921(大正10)年 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |