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『幾度目かの最期』
ふりがな文庫
『
幾度目かの最期
(
いくどめかのさいご
)
』
熊野の小母さんへ。 あなたには四、五年も昔から、よくお便りしてます。けれど、こんな殺風景な紙に、宿命的な味気ない字を書くことは、はじめてです。いつも、信州の紙とか、色のついたアート紙に、或いはかすれた筆文字で、或いは、もっと、面白くきれいな …
著者
久坂葉子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間3分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間45分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
掩
(
おお
)
題名が同じ作品
幾度目かの最期
(新字新仮名)
/
久坂葉子
(著)