過去の生活は食つてしまつた飯のやうなものである。飯が消化せられて生きた汁になつて、それから先の生活の土臺になるとほりに、過去の生活は現在の生活の本になつてゐる。又これから先の、未來の生活の本になるだらう。併し生活してゐるものは、殊に體が丈夫 …
著者 | 森林太郎 |
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「少年世界 第十五卷第十二號」1909(明治42)年9月1日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |