翻譯上の謬見 此本に是非翻譯に就いて何か書いてくれと云ふことである。予を翻譯者の中の主な一人だと思つてゐるものと見える。さうかと思ふと、一方には予の翻譯は殆皆誤譯だとして、予に全く翻譯の能力がなく、予の翻譯に全く價値がないと言ひ觸らしてゐる …
著者 | 森林太郎 |
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「現代二十名家文章作法講話」東京萬卷堂、1914(大正3)年12月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |