鼎軒先生には一度もお目に掛かつたことがない、私は少壯の頃、暇があれば本ばかり讀んでゐたので名家の演説などをもわざ/\聽きに往つたことが殆ど無い、そこで餘所ながら先生のお顏を見る機會をも得ないでしまつた、 先生がアアリア人種に日本人も屬すると …
著者 | 森林太郎 |
著者 | 森鴎外 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「東京經濟雜誌 第六十三卷第千五百九十一號」1911(明治44)年4月22日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |