「言語の起原」附記「げんごのきげん」ふき
此言語起原の一篇は江村學人の草する所なり。予は之を萬年艸に收録するに當りて、一二所思を附記することの必ずしも無用ならざるべきを信ず。學人は小兒の※聲、簡單なるものより複雜なるものに進み、言語の原料となると云ひ、數語を擧げて之れが證例に充てら …