述懐じゅっかい
——私はその日その日の生活にも困っている。食うや食わずで昨日今日を送り迎えている。多分明日も——いや、死ぬるまではそうだろう。だが私は毎日毎夜句を作っている。飲み食いしないでも句を作ることは怠らない。いいかえると腹は空いていても句は出来るの …
題名が同じ作品
述懐 (新字旧仮名)岸田国士 (著)