現時の俳壇に対して望ましい事は多々あるが、最も望ましい事の一つは理解ある俳論の出現である。かつて島村抱月氏は情理をつくした批評ということを説かれた。それとおなじ意味に於て、私は『情理をつくした俳論』を要望する。 合しても離れても、また讃する …
著者 | 種田山頭火 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「樹 大正五年十一月号」1916(大正5)年11月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |