トップ
>
『赤い壺(三)』
ふりがな文庫
『
赤い壺(三)
(
あかいつぼ(さん)
)
』
物を弄ぶのはその物の真髄を知らないからである。理解は時として離反を齎らすけれど、断じて玩弄というような軽浮なものを招かない。 鏡を持たない人は幸福である。その人は自分が最も美しいと信じきっている。私はそういう見すぼらしい幸福を観るにも堪えな …
著者
種田山頭火
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「層雲 大正五年三月号」1916(大正5)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
齎
(
もた
)
侫
(
おも
)