『赤い壺』
『あきらめ』ということほど言い易くして行い難いことはない。それは自棄ではない、盲従ではない、事物の情理を尽して後に初めて許される『魂のおちつき』である。 私は酒席に於て最も強く自己の矛盾を意識する、自我の分裂、内部の破綻をまざまざと見せつけ …
著者 | 種田山頭火 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「層雲 大正五年一月号」1916(大正5)年1月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
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