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『水郷異聞』
ふりがな文庫
『
水郷異聞
(
すいごういぶん
)
』
山根省三は洋服を宿の浴衣に着替へて投げ出すやうに疲れた体を横に寝かし、片手で肱枕をしながら煙草を飲みだした。その朝東京の自宅を出てから十二時過ぎに到着してみると、講演の主催者や土地の有志が停車場に待つてゐてこの旅館に案内するので、ひと休みし …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約36分(500文字/分)
朗読目安時間
約59分(300文字/分)
題名が同じ作品
水郷異聞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)