『思ひ出』
まだ四条通りが、今のやうに電車が通つたり、道巾が取りひろげられなかつた頃、母と姉と私と三人で、今井八方堂と云ふ道具店の前にあたる、今の万養軒の処で葉茶屋をして居りました。 父は私の生れる前になくなつて、それ以来私は男のやうな気性の母親の手ひ …
| 著者 | 上村松園 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 絵画 > 日本画 |
| 初出 | 「都市と藝術 198号」1930(昭和5)年 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約18分(300文字/分) |
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