『緑葉歎』
青葉頃になると、どうも僕の身體の具合が惡くなるのです。それにやられまいと思つて、隨分用心してゐるのですが、いつのまにかやられてゐます。こんどなども、ちよつと氣分が惡かつたので、二三日安靜にしてゐたら、それからずつと微熱が續いて、もう半月ばか …
著者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「セルパン 第六十五号」1936(昭和11)年7月号 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
旋毛