詩劇「水仙と木魚」しげき「すいせんともくぎょ」――一少女の歌える――――いちしょうじょのうたえる――
プロローグ 私は京極光子と申します 年は十七年三カ月 学問は中学を卒業しただけで 病気のために寝たきりで 自分一人では一メートルも動けない 詩を読んだのは 宮沢賢治とホーマアのオデッセィの二冊だけです その私が、おどろくなかれ 水仙と木魚と …
作品に特徴的な語句
ごう