近況きんきょう
神西君が僕のことを山のぼりなどしたやうに書いたものだから、みんながもつと身體に氣をつけて、あんまり無茶をしないやうにといつてよこす。この五月の末ごろの或る温かい日、家のものたちと裏の山へ楤の芽をとりにいつて、つい氣もちがいいまま、二三時間山 …
作品に特徴的な語句
たら
題名が同じ作品
近況 (新字新仮名)岸田国士 (著)