『手習鑑雑談（てならいかがみざつだん）』
私どもの、青年時代には、歌舞妓芝居を見ると言ふ事は、恥しい事であつた。つまり、芝居は紳士の見るべきものではなかつた。だから今以て、私には、若い友人たちの様に、朗らかな気持ちで、芝居の話をする事が出来ない。私の芝居に就いての知識は、謂はゞ不良 …
著者折口信夫
ジャンル芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎
初出「日本演劇　第五巻第七号」1947（昭和22）年10月
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約28分（500文字/分）
朗読目安時間約47分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
之（これ） 斎世（ときよ）