私の経験から歌についていうと、言葉と節とが調和する時と、しない時とがある。従って、外国の歌を日本語に訳した際に、訳され方によって、音と言葉とがあっていないような気がする。殊にオペラなどにおいて、そうした点に無理なところがあるのを感じるのであ …
著者 | 宮城道雄 |
ジャンル | 芸術・美術 > 音楽 > 邦楽 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「垣隣り」1937(昭和12)年11月20日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |