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『潮霧』
ふりがな文庫
『
潮霧
(
ガス
)
』
南洋に醗酵して本州の東海岸を洗ひながら北に走る黒潮が、津輕の鼻から方向を變へて東に流れて行く。樺太の氷に閉されてゐた海の水が、寒い重々しい一脈の流れとなつて、根室釧路の沖をかすめて西南に突進する。而してこの二つの潮流の尅する所に濃霧が起こる …
著者
有島武郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「時事新報 第11839號~第11841號」1916(大正5)年8月1日~3日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
一塊
(
ひとかたまり
)
潮霧
(
ガス
)