『聴衆0の講演会』
夢のような終戦、疎開先から帰る荷馬車のほこりっぽい街、内海の潮の香のただよう尾道市の図書館の暗い部屋で、私は、何となく「暗澹」という文字を胸に書いてみた。 何処から、このごみごみした尾道市に、文化運動として、手をつけてよいのか。 十月四日治 …
著者 | 中井正一 |
ジャンル | 総記 > 図書館・図書館学 > 図書館・図書館学 |
初出 | 「朝日評論」1950(昭和25)年4月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約10分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約17分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
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