聴衆0の講演会ちょうしゅうゼロのこうえんかい
夢のような終戦、疎開先から帰る荷馬車のほこりっぽい街、内海の潮の香のただよう尾道市の図書館の暗い部屋で、私は、何となく「暗澹」という文字を胸に書いてみた。 何処から、このごみごみした尾道市に、文化運動として、手をつけてよいのか。 十月四日治 …
作品に特徴的な語句
ゼロ