トップ
>
『塚越の話』
ふりがな文庫
『
塚越の話
(
つかごしのはなし
)
』
「塚越の奴は、——教室でラヴ・レターを書いてゐたさうだ——。一体彼奴は、俺達のこれまでの忠告を、何と思つてゐやがるんだらう。失敬な奴だ。」 「彼奴は俺達を馬鹿にしてゐるんだ。その時だけは好い加減に点頭いてゐるが、肚では舌を出して嗤つてやがる …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草 第七巻第四号」宝文館、1931(昭和6)年4月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
寄
(
よこ
)