『波の戯れ』
春だつた——といふだけのことである。そんな日を特に選んで誌したといふわけではない。日誌を誌す要に迫られて、いきなり、その日のことを書き誌したものに過ぎない。だが、日が経つて、再びそんな稿を翻して見ると、無意識なる、凡々たる日録のうちにも、何 …
| 著者 | 牧野信一 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「創作月刊」文藝春秋社、1928(昭和3)年4月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約9分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
陽