そり(童話)そり(どうわ)
はてもない雪の野原を、二頭だてのそりが一だい、のろ/\と動いてゐました。そりにつけた鈴が、さびしい音をたてました。まつ白にこほりついた、ぼろござをきせられた馬は、にえたつた湯気のやうな息を、ひゆう/\はきつゞけました。 ぎよ車台には、こちら …
作品に特徴的な語句
盗棒どろぼう